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エステサロンといえば「Vラインを500円で」など、テレビやWeb広告で有名な全国チェーン店と、 プライベート空間でオシャレな個人経営の店とに分かれます。エステサロンの特徴は、肌チェックを行い保湿効果を高め、肌全体をきめ細やかに美しくするのが基本です。ですが、脱毛については「流れ作業」的な処理になりがちです。
一方、美容クリニックの場合は、脱毛そのものを「治療」として行います。医師が皮膚内の毛根を焼き切るレーザー器機で肌に光を当てる脱毛です。まず、最初にカミソリで毛を剃り、毛根部分（黒い部分）に反応するレーザー光を使って、 毛穴ごと焼き切ってしまうもの。エステの除毛器も力の弱いレーザー光を使いますが、強力なパワーはそれだけ一気に効果が現れます。そのため、永久に毛が生えないような（永久脱毛）が可能なのです。
エステの場合は焼き切る力の弱い除毛器を使う分、なんども通わなければならず、その度に予約をとる必要があります。初回はお試しですぐに対応してくれるエステですが、どうしても混み合ってしまい、 なかなか次回の予約が取れず、希望通りの脱毛処理には１年、２年とかかってしまうことも。短時間、数回で綺麗に脱毛処理したいならば、クリニックの方が後々よかった！と思うはずです。

レーザー脱毛は「レーザー光」を、毛穴ひとつひとつに根気よく照射していく脱毛法です。ですから、ワキや腕、あるいはVラインなどに照射するため、エステよりも「チクっ」とする痛みや熱さがありますが、エステより確実に脱毛・除毛が行えます。
クリニック用に開発されているレーザーは、毎年新しい技術が盛り込まれており、日本人の敏感な肌質や色に適した照射具合を細かく調整できるようになっています。また、エステの場合はメラニン色素（毛根の黒い部分）にのみ反応する光照射ですので、毛の生える周期によっては、まだらに処理されてしまうことも少なくありません。
これに比べ、レーザー照射は一度目から６〜８週後に再度行うのですが、レーザー光は実際に生えている毛根だけでなく、肌表面には見えない皮膚内に眠っている毛根まで完全に焼き切ります。ですから、エステでは15回、20回と通わなければならないところが、クリニックでは、わずか５回ほどで半永久的に脱毛が可能なのです。

エステでの脱毛は、なんといってもその「気軽さ」と「気持ちよさ」にあります。エステの脱毛は実際には「出力の弱い」レーザー光を使っています。ですが、レーザーと表記できないので「光脱毛」「フラッシュ脱毛」と呼んでいます。出力が弱い分、局部の毛根を完全に焼き切るには10回、12回は最低でも通わなければなりません。
ただ、照射力が弱いので、肌への痛みはほとんどなく、人によっては「目立たなくなった」程度でもよいところで、施術終了にするケースもあります。評判のよいサロンでは次回の予約が取りにくい場合もありますが、クリニックよりも料金が安いこと、脱毛以外のフェイシャルなどのメニューがあるので、全身を美しくしたい人にはオススメです。